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インドでWMS導入拡大の兆し、EC・3PLがけん引

2013年10月31日 (木)

ロジスティクスARCアドバイザリーグループは10月30日、インドのWMS(倉庫管理システム)市場が徐々に拡大しつつあるとの報告書をまとめたと発表した。

ARCによると、同国ではWMS付加モジュールの導入、サプライチェーン実行プラットフォームでもたらされる効果を期待した追加更新、オムニチャネル・リテイル・パラダイムでもたらされる需要の増加などが、WMS導入の伸びを加速させているという。

現在の導入水準は低く、企業はフルフィルメント活動を手作業で行っているか、自社開発システムを使用して行っているが、報告書は「これらの状況を改善することを目指しつつある」と指摘。

具体的には、オムニチャネル・リテイル・パラダイムが小売り、ブランドのあるアパレル会社、3PL事業者によるWMSソリューションへの需要を増大させている。

これまで、店舗への商品補充に重点を置いていた小売り倉庫では、eコマースに重点を置いた新しい領域へと変化しつつあり、小売事業者が店舗内の在庫を正確に把握し、発注や補充の選択肢を広げるために、「店舗内WMSソリューション」を購入している。

一方、自社のウェブサイトを通して消費者に直接販売しているブランドを持つ多くのアパレル会社は、配送活動全体を支援するためにWMSを導入。eコマースの進展も、このチャネルを支援するために3PLへの外部委託の増加につながっている。

■調査報告書の英文サイトのURL
www.arcweb.com/market-studies/pages/warehouse-management-systems.aspx