ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ダイムラーT、ベルギーで1500キロの長距離走行試験

2025年5月19日 (月)

調査・データダイムラートラックス(ドイツ)は16日、ベルギー・ヘレンタルスの家族経営運送会社バンダイク・トランスポートが、メルセデス・ベンツの電気長距離トラック「eアクトロス600」のプロトタイプを使い、1530キロに及ぶ実地走行テストを実施したと発表した。

(出所:ダイムラートラックス)

バンダイク・トランスポートは2024年にベルギーで最初にeアクトロス600を2台発注した運送業者の一つ。2025年第2四半期に量産車が納車されるまでの間、同社のガイ・バンダイク社長とダイムラー・トラック・ベルギー・ルクセンブルクの運転手が、スイスの顧客までの旅程でプロトタイプを徹底的にテストした。

「航続距離には本当に感心した。最初の充電まで600キロを走行し、13%の残量で戻ってきた。最初は少し慣れない感じだが、エネルギー回生の原理を理解すれば、この車両の運転は驚くほど快適だ」とガイ・バンダイク氏は述べている。

総重量33.2トンで走行したeアクトロス600は、山岳ルート、下り坂、市街地走行を含む実際の条件下で、途中充電をしながら1530キロを走破した。特に回生システムが大きな効果を発揮し、下り坂では明らかにエネルギーが回収され、消費量にプラスの影響をもたらした。平均消費電力は96.3キロワット時/100キロという非常に良好な数値を記録した。

eアクトロス600は600キロワット時以上のバッテリー容量と、社内開発の特に効率的な電動駆動軸により、中間充電なしで500キロの航続距離を実現。実用的な条件下で40トンの総連結質量でこの航続距離を達成する。走行スタイルやルートによってはこの数値を大幅に超えることも可能だ。運転手の法定休憩時間中に中間充電すれば、1日あたり1000キロ以上の走行も可能。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com