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ダイムラー、22年から電気トラック再エネ電力で生産

2020年9月25日 (金)

サービス・商品ダイムラーはこのほど、航続距離200キロの電気トラック「eアクトロス」の量産を2021年から、都市型運行に適した航続距離100キロの電気トラック「eエコニック」の量産を22年から、それぞれ独ヴェルト工場で開始し、同工場を22年から実質的に「二酸化炭素(CO2)を排出しないCO2ニュートラルな生産体制」に移行すると発表した。

▲eアクトロス(出所:ダイムラー)

メルセデスベンツブランドのトラックを生産する主力工場のヴェルト工場を今後1年かけて改装し、燃焼エンジンと電気パワートレインの両方に対応する生産ラインを構築。加えて、工場で消費する電力を再生可能エネルギーによる電力に切り替えることで、生産段階からCO2ニュートラルな電気トラックを目指す。

21年から量産するeアクトロスは、従来のアクトロスと同等の積載量を確保した大型電気トラック。これまでに積載量やルート、地形などに関係なく、200キロの距離を走行できることが証明されており、顧客運用テストでは都市交通や高速道路でも従来のディーゼルトラックに劣らず、日常的な配送用途に耐えうることが示されているという。

22年にヴェルト工場の量産ラインに加わるeエコニックは、eアクトロスをベースにした航続距離100キロの電気トラックで、停止と発車を繰り返す都市部のごみ収集車などに使用されることを想定している。

▲eエコニック(出所:ダイムラー)

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