調査・データ神戸税関は21日、神戸港の貿易動向として「水泳用ゴーグル」の輸出についてまとめた。
神戸港では近年、水泳用ゴーグルの輸出が伸びている。24年の水泳用ゴーグルの輸出は、神戸港では数量で169万6000個、金額で15億6200万円。全国では数量で337万5000個(前年比6.4%増)、金額で34億4500万円(同11.3%増)となり、全国における輸出額は過去最高となった。
過去10年間の輸出実績をみると、全国では15年から24年にかけて数量で1.7倍、金額で2.2倍となっている。神戸港でも数量は1.6倍、金額は2.3倍と大きな伸びを見せた。24年の全国における神戸港の輸出シェアは数量50.3%、金額45.3%を占め全国1位となった。神戸港の数量は15年から10年連続、金額は2009年から16年連続全国1位となっている。
神戸港で水泳用ゴーグルの輸出が多いのは、メーカーの工場や物流拠点が神戸港から地理的に近い兵庫県内や近隣県などにあること、輸出先が北米や東アジア地域などが多く、神戸港からの船便の都合がよいことなどが理由に挙げられる。24年は神戸港から中国、韓国、米国ほか計30の国および地域向けに輸出があった。業界によると健康志向は日本だけでなく世界的な関心事としてとらえられ、その中で水泳は身近なスポーツとして今後も発展していくとみられている。輸出先としては中国が大きく伸長しており、生活レベル向上に伴い今後も需要が増加すると予想した。
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