行政・団体カインズ(埼玉県本庄市)は23日、福岡県直方市と「包括連携協定」を締結したと発表した。この協定は、地域課題の解決や市民サービスの向上を目的に、両者が持つ資源を活用し、連携と共創を推進するもの。カインズは2021年に「くみまち構想」を打ち出し、地域との共生を目指した取り組みを進めてきた。直方市では23年7月に「カインズ直方店」が開業し、同年6月には災害時における物資供給に関する協定も締結するなど、連携を深めている。

▲福岡県直方市との包括連携協定締結式(出所:カインズ)
今回の協定では、4R(リフューズ、リデュース、リユース、リサイクル)の推進、花文化観光都市の推進、カーボンニュートラルの推進、防災・災害対応、直方市のシティプロモーション、地域活性化と市民サービス向上の6項目で協力する。具体的な施策としては、企業版ふるさと納税を活用し、オリジナル商品「水切れのよい 立てて置くだけ水切り(50枚入り)」を市内全28000戸に配布する予定。これにより家庭ごみの削減とCO2排出抑制を図る。また、7月には、直方店の駐車場に新聞紙、雑誌、段ボール、古着の回収拠点としてリサイクルステーションを設置し、地域資源の循環利用を促し、同店舗の「サーキュラーステーション」化を目指す。
加えて、直方市で毎年春に開催される「チューリップフェア」には、同店が開業以来継続的に参加し、会場清掃、球根植え込み、看板製作などイベント準備に協力しており、地域社会の活性化と発展に貢献している。
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