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アルフレッサ調査、EVの運転は「疲れにくい」

2025年5月23日 (金)

調査・データ大手医薬品卸のアルフレッサは22日、医療機関などへの製品納品業務で電気自動車(EV)を運転するドライバー(社員)を対象に実施したアンケートの調査結果を発表した。それによると、ドライバーの85%がEVの運転は「疲れにくい」と回答するなど、EV導入が働きやすい職場環境づくりに役立っていることが明らかとなった。

アルフレッサはことし1月、業務用車両として新たにEV45台を導入。それに伴い、4月にEVドライバー41人を対象にした「EV運転による疲労感や勤務満足度の変化」に関するアンケート調査をオンラインで実施した。調査項目は「運転のしやすさ」「疲労感」「ストレスレベル」「満足度」「環境意識の変化」など。

調査では、「EV運転による疲労度の変化」(ガソリン車との比較で)についての質問に対し、10人が「圧倒的に疲れにくい」、25名が「やや疲れにくい」、5人が「変わらない」、1人が「やや疲れやすい」と回答。「運転後のストレスレベルの変化」(同)では、10人が「かなり低減」、23人が「少し低減」、8人が「変わらない」とした。

アルフレッサがまとめた主な調査結果と考察は以下の通り。

(1)「運転のしやすさ」=高評価により、業務中の運転ストレス軽減に寄与。運転環境が向上し、現場の働きやすさ改善に効果的(2)「健康・ストレス軽減」=従業員の心身の健康維持・ストレス低減につながり、従業員の定着率向上、労働環境改善が期待される(3)「環境意識の向上」=現場からの環境意識の高まりが、会社全体の脱炭素化目標の達成促進につながる。職場の意識改革の効果が見られる(4)「改善希望点と課題」=インフラ整備や技術改善への投資が必要。今後のEV活用拡大に向けて、利便性向上が課題(5)「業務継続意向」=現場からの支持が得られており、継続的なEV導入が円滑に進む見通し。

アルフレッサでは今後、「EV化推進を経営層の脱炭素化推進という視点にとどまらず、現場従業員の意見を積極的に取り入れることで、会社全体として環境負荷低減と働きやすさの両立を目指す」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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