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アスクル5月期決算、物流再編準備など増収減益

2025年7月7日 (月)

財務・人事アスクルは4日、2025年5月期の決算を発表した。売上高は前年比2%増の4811億100万円、営業利益は同17.4%減の140億400万円、最終利益は52.6%減の90億6800万円と増収減益だった。

利益においては「ASKUL関東DC」の賃借開始により、地代家賃や来期稼働に向けた準備費用(合計17億3000万円)の発生に対して、為替影響などによる仕入原価上昇に伴い売上総利益で当該費用を吸収するまでに至らず減益となった。

ロジスティクス事業セグメントの売上高は82億1500万円(前期比4%減)、セグメント損失は2億9900万円(前期はセグメント損失1億4600万円)だった。ASKUL LOGISTの同社グループ外の物流業務受託の売上高は減収。サービス価格の見直しや生産性の向上などにより採算性の改善を進めたものの、減収を吸収するには至らず減益となった。

なお6月の「ASKUL関東DC」の稼働を皮切りに、関東圏の物流拠点再編をスタートする。26年5月期には一過性費用として8.6億円(純増5.5億円)を投じる。また関東DCの償却を1年あたり18.6億円で開始。さらに物流拠点再編一過性費用5.7億円を投じ、これにより同期に5000万円の効果を見込む。27年5月期においては一過性費用の解消として14.3億円、物流拠点再編効果として11.4億円の効果を見込む。さらに拠点集約による配送効率の向上により変動費削減効果が最大化する計画。

26年5月期の通期予想は、売上高は3.9%増の5000億円、営業利益は21.5%減の110億円、最終利益は27.2%減の66億円とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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