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三井物産、米国で穀物集荷・輸出事業会社の合弁解消

2010年12月17日 (金)

産業・一般三井物産は17日、米国CHS社と三井物産100%出資会社のユナイテッド・グレイン社が1998年に共同で設立した米国の穀物集荷・輸出事業会社ユナイテッド・ハーベスト社の合弁事業を解消することで合意したと発表した。合弁事業は2011年3月末に解消する。

 

これにより、ユナイテッド・ハーベスト社は解散し、現在ユナイテッド・グレイン社とCHS社がそれぞれリースしている穀物輸出エレベーターのリース契約解除を行う。

 

ユナイテッド・グレイン社はユナイテッド・ハーベスト社から引き継ぐバンクーバー輸出エレベーター、在モンタナ州の内陸カントリーエレベーターの運営を単独で行い、穀物集荷・輸出事業を継続する。

 

また、合弁事業解消とともに、三井物産はユナイテッド・グレイン社保有のバンクーバー輸出エレベーターの拡張工事費用に充てるため、同社への追加投資を行う。投資金額は約7200万米ドルで、これを含めた総事業規模は約2億ドルとなる。

 

同輸出エレベーターの拡張により穀物取扱数量を拡大し、米国からアジアを中心とするマーケットに向けた穀物の安定供給体制の強化を図る。拡張工事の完了は2012年夏。