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三井物産、ブラジルの穀物物流会社を完全子会社化

2011年5月9日 (月)

ロジスティクス三井物産は9日、ブラジルで穀物を中心とした農業生産や穀物物流事業を行うマルチグレイン社(本社スイス)を完全子会社化したと発表した。

 

米国のシーエイチエス社グループが保有するマルチグレイン社の株式44.2%(議決権比率45.1%)を2億2500万米ドル(約180億円)で、ピーエムジー・トレーディング社が保有する9.7%(議決権比率9.9%)を4900万米ドル(約40億円)でそれぞれ取得した。

 

この結果、三井物産の出資比率は98.1%(議決権比率100%)となり、完全子会社となった。追加取得後の累計投資額は5億800万米ドル(約470億円)となる。

 

三井物産では「世界で最も高い食料増産余力を有すると言われるブラジルで、農業生産・穀物物流事業を拡充し、ブラジルからアジアをはじめとする市場に向けた穀物の安定供給体制の強化を図る」としている。