ロジスティクス三井倉庫は12日、来年10月1日付で持株会社制へ移行すると発表した。現三井倉庫は三井倉庫ホールディングスに社名変更するとともに、倉庫と港湾運送事業を会社分割によって新設する三井倉庫に、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業を新設する三井倉庫ビジネストラストに、それぞれ移管する。
持株会社制への移行後は三井倉庫ホールディングスを持株会社とし、傘下に三井倉庫(倉庫・港湾運送事業)、三井倉庫インターナショナル(グローバルフロー事業)、三井倉庫ロジスティクス(ロジスティクスシステム事業)、三井倉庫エクスプレス(グローバルエクスプレス事業)、三井倉庫ビジネストラスト(BPO事業)——の5社が中核事業会社としてぶら下がる形となる。
持株会社制への移行について、同社では「100年の歴史を持つ倉庫会社からグローバルな総合物流企業への進化を目指し、2012年11月に策定した中期経営計画に基づき各事業の成長を加速し、事業規模の拡大と企業価値の持続的向上を図る」と説明している。
■持株会社制移行後のイメージ