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いすゞ「エルフ」など延べ4万1493台をリコール

2025年6月12日 (木)

行政・団体いすゞ自動車は12日、「エルフ」およびニッサン「アトラス」の計1万8641台について、制動装置(電動パーキングブレーキ)の不具合によりリコールを届け出たと発表した。

対象は2017年2月25日から2024年10月3日に製造された99型式の車両。電動パーキングブレーキにおいて、制御プログラムが不適切なため、急減速時、または、停車前に電動パーキングブレーキを作動させキーオフをした場合に、パーキングブレーキが作動しないことがある。そのため、最悪の場合、駐車中の車両が意図せず動き出すおそれがある。なお、現時点での不具合報告件数は2件、物損事故が2件報告されている。

改善措置として全車両、電動パーキングブレーキコントロールユニットを対策品に交換する。

なお同社は同日、「エルフ」およびニッサン「アトラス」、UDトラックス「カゼット」、マツダ「タイタン」の計2万2852台について、緩衝装置(フロントリーフスプリング)の不具合によりリコールを届け出た。2022年2月3日付けでリコール届出したものと同様な不具合であるが、新たな原因が判明したため改善措置の内容並びに対象範囲を見直し、新たに届出をおこなった。

対象は2018年11月7日から2024年12月14日に製造された37型式の車両。前輪緩衝装置において、フロントリーフスプリングの設計検討が不十分なため、高重心および積載重量が大きい架装で使用された場合、ロール時の入力に対する強度が不足している。そのため、そのまま使用を続けると、当該リーフスプリングが折損し、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがある。なお、現時点での不具合報告件数は62件、事故は報告されていない。

改善措置として全車両、フロントリーフスプリングを対策品に交換し、バンプラバーにスペーサを追加する。

■制動装置(電動パーキングブレーキ)の改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001893919.pdf

■緩衝装置(フロントリーフスプリング)の改善箇所説明図
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001893922.pdf

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LOGISTICS TODAY編集部
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