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UPS、フィリピン台風被害に100万ドル支援

2013年11月14日 (木)

メディカル米国UPSは14日、台風30号で甚大な被害が発生しているフィリピンの救援活動に対し、100万ドルの支援を行うと発表した。緊急支援として、義援金や輸送、技術的サポートのほか、長期的なニーズに応える戦略支援も提供する。

UPS基金のエデュアルド・マルチネスプレジデントは「UPSと協力機関でグローバル人道援助プログラムを緊急対応体制で立ち上げ、協力して多面的な支援活動を始めている。まず50万米ドルを緊急支援として提供する。さらに、その後の経過と必要な支援を確認し、当面の復旧需要をサポートする50万米ドルの追加支援を行う」と支援内容を説明。

UPSが緊急支援として提供する50万米ドルは、国連世界食糧計画(WFP)のロジスティクス緊急チームが発動する緊急需要に25万ドルを充てるほか、ユニセフを通じて被災した170万人もの子どもたちの救済に10万ドル、CAREによる緊急シェルターと食料不足対策に10万ドル、救世軍に3万ドル、Medshareの医療支援チームが使用する医療機器調達に2万ドルをそれぞれ託す。

また、今後数か月のうちに50万ドルの追加資金援助を行い、フィリピンの早期復興をサポートする。現在同社は、人道援助プログラムの協力機関とともに現地の復旧に必要な支援を調査している。

さらに、UPSフィリピンのロジスティクス・マネージャー、オリバー・バルトロ氏をWFPのロジスティクス緊急チームに派遣し、最も被害の甚大な地域での支援活動を調整するグローバル・ロジスティクス・クラスターのサポートにあたらせているという。