ヤマトHD、日中高速フェリー輸送を大阪-上海間で開始

ロジスティクスヤマトホールディングスは21日、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン（YGL）が、日中間を高速フェリーで結ぶ一貫輸送サービス「グローバルダイレクト（フェリー）」で、現行の下関港-蘇州太倉港間に加えて大阪港-上海港間でも同サービスを開始すると発表した。開始日は21日。

YGLでは、海外から日本、日本から海外の店舗や個人宅へ貨物を直接届けるヤマトグローバルダイレクトで、日中間の高速フェリーを利用したサービスを9月に開始。これまでの下関港-蘇州太倉港間（週2便）に加え、新たに大阪港-上海港間（週2便）を結ぶ高速フェリーを利用することで、サービス体制を週4便に拡充するもの。

同サービスは、中国から日本へ輸入する場合、日本から中国へ輸出する場合ともに、着地側の物流センターや倉庫を経由せず、通関後、直接届け先に配送するため、リードタイムの短縮と物流トータルコストの削減が可能になる。輸送タイプはロールボックスと宅急便の2種類を用意し、ロールボックスパレット1本かカートン1個単位のパッケージ料金体系を採用している。