M&A国内向け系統用蓄電池事業への本格参入を進めている衣料品・服飾雑貨販売のスターシーズ(東京都港区)は17日、再生可能エネルギー事業の日本エネルギー総合システム(高松市)やRE100電力(東京都中央区)と系統用蓄電所事業の開始に向けて業務提携契約を結んだと発表した。今後、27年度までに全国50か所、合計出力100メガワットの蓄電所の開発、運用を目指す。
同社はもともと、衣料品や服飾雑貨の製造、販売を主力とするSPA(製造小売業)企業だが、製品の製造過程で大量の電力を消費する工程が多いことから、気候変動への対応や持続可能な経営への意識が高まり、再生可能エネルギーの普及とエネルギーの安定供給に貢献する系統用蓄電池事業に参入することを決めた。
これまで、太陽光発電所開発も手掛ける総合建設業ダイサン、KDDIグループの社エナリス(東京都千代田区)などと、系統用蓄電池事業に関する戦略的パートナーシップに向けた契約などを結んでいる。また、中国・上海の世界的蓄電池メーカーShanghai Robestec Energyと業務提携し、定置型蓄電システム(BESS)の開発を進めている。
今回の提携では、スターシーズが保有する系統用蓄電所で、RE100電力がアグリゲーションを行い、日本エネルギー総合システムが蓄電池の開発や建設、保守管理を請け負う。3社は今年11月上旬の事業開始を予定している。
また、スターシーズは株式の発行や新株予約権の行使などで調達した資金14億円を事業への投資にあてることにしている。
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