認証・表彰Shippio(シッピオ、東京都港区)は18日、協和海運(横浜市西区)と共同で取り組んだ次世代通関業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進プロジェクトが、「日本DX大賞2025」の「事業変革部門」で大賞を受賞したと発表した。

(出所:SHippio)
日本DX大賞は、デジタル技術の導入にとどまらず、社会やビジネス構造そのものの変革を目指す取り組みを表彰するもので、ことしは「地域DX」「庁内DX」「支援」「サステナビリティトランスフォーメーション」(SX)「事業変革」「業務変革」の6部門に過去最多となる158件の応募があった。
Shippioは、2022年にM&Aによりグループ入りした老舗通関事業者の協和海運とともに事業変革部門に応募。創業60年以上の歴史を持つ通関業のベテラン企業である協和海運と、テクノロジーを駆使したスタートアップのShippioが連携し、DXを通じた業務変革と顧客提供価値の向上に挑んだ。
通関業務は輸出入に不可欠な手続きであり、国家資格を有する通関士による高度な専門性と正確性が求められるが、近年の越境EC(電子商取引)拡大に伴う貨物流増加に対し、通関士数は横ばいで、生産性向上が急務となっている。
こうしたなか、Shippioと協和海運は業務のDXを進め、通関取扱量を6倍に拡大しつつ、従業員数を維持したまま業務を完結できる体制を構築した。さらに、DXにより業務の属人化を解消し、進ちょく状況の可視化と共有の促進によって、納期順守率やトラブル削減といった成果も上がったしており、60年超の老舗通関会社がスタートアップとコラボした次世代通関DXの成功事例となった。
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