認証・表彰メーカーや卸、小売の55社が参加する製・配・販連携協議会主催の「サプライチェーンイノベーション大賞2025」の表彰式が4日行われ、キユーピーと、キユーソー流通システム、加藤産業による「共同配送における、ASN入荷検品レスの実現」が優秀賞を受賞した。
キユーピーと加藤産業はリードタイム延長を目的に、事前出荷情報(ASN)を事前に届け先と共有し、納品時に検品を行わない検品レスの取り組みを2013年から開始した。しかし、検品レスの取り組みが個別企業に留まっていると、業界全体での荷待ち・荷役時間の削減や積載率の向上など職場環境の改善を進めるのは難しいと考え、共同配送メーカー全体に検品レスの取り組みを広げられないか検討した。
その結果、共同配送メーカーが個別に対応するのは非現実だが、物流業者から納品先に直接送信すれば、対応が可能になるとして、共同配送の荷主に参画を呼び掛けた。さらに標準ASNシステムの相互利用も進めた。
この結果、荷主や物流事業者側は検品時間とドライバーによる荷役時間がゼロとなり、1運行あたりの納品数量が15%増加。納品先での入荷検品作業も1台当たり38分から2.5分へと93.4%削減できた。
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