調査・データアメリカのコンサルティング会社であるIMARCグループは15日、日本のハイブリッド電気自動車(HEV)市場に関する最新調査を発表した。調査によると日本のHEVは2024年時点で76万1500台に達し、2033年までに571万2000台に成長する見通しである。25年から33年までの年平均成長率(CAGR)は23.84%と予測されており、急速な市場拡大が期待されている。
この背景には、日本政府によるカーボンニュートラル政策の推進がある。補助金や減税措置、充電インフラの整備などにより、HEVの導入が加速している。加えて、燃料価格の高騰により燃費性能の高いハイブリッド車への関心が高まっており、長期的な経済的利点が消費者に支持されている。
また、トヨタ、ホンダ、日産など日本の自動車メーカーは、ハイブリッド技術の分野で世界的なリーダーシップを確立しており、高品質・高信頼性の製品が市場をけん引している。さらに、プラグインハイブリッド車(PHEV)や商用車、二輪車、大型車両への技術応用も進んでおり、用途の多様化が成長を後押ししている。
今後はスマートグリッドとの連携や、災害時の電力供給機能など、HEVの価値は交通手段を超えて拡張されつつある。日本は引き続き、ハイブリッド技術における革新と市場拡大の中核を担う存在である。
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