産業・一般旭硝子は27日、中国事業を強化・拡大するため、事業部門の支援などを行う新会社「旭硝子(中国)投資有限公司」を設立し、中国国内でのグループ代表者としてAGCグループ中国総代表を設置する、と発表した。
同社は、中国で3月にTFT-LCD用ガラス基板の製造(加工)拠点を設立するなど投資を拡大しており、現在、中国でのグループ連結子会社は11社、従業員数は約5000人規模に達している。今後も中国ビジネスの拡大を目指すためには「グループの総合力を生かした事業開拓、新規投資などを推進する組織基盤の強化が必要」と判断した。
新設する旭硝子(中国)投資有限公司は、中国での産業・社会政策などの情報収集や、各事業部門が展開する中国事業への支援を行うとともに、同国での事業開発や大規模プロジェクトなどへの参画を、個別事業の枠を超えて推進していく。
また、同社の代表者として新たに設置するAGCグループ中国総代表は、中国事業拡大に向けた諸施策を強力に推進し、グループとしてのシナジーを最大限に発揮できる体制の整備を行う。