財務・人事DHL(ドイツ)は5日、2025年第2四半期の業績を公表した。グループ全体の売上は前年同期比3.9%減の198億2600万ユーロ、営業利益(EBIT)は同5.7%増の14億2900万ユーロとなった。
同社によると、主に為替の影響と貿易量の伸び悩みにより減収となったが、収益性は向上した。分野別では、エクスプレス部門が時間指定国際貨物(TDI)が減少し、減収となったものの増益。グローバルフォワーディング部門が貿易摩擦の影響で輸送量と運賃の変動が激しく減収減益となった。サプライチェーン部門はサウジアラビアの合弁会社アスモ(ASMO)の連結化により減収増益。eコマース(電子商取引)部門は一部市場の経済状況の影響により取扱量の伸びが鈍化し減収減益となった。
今後の成長投資としては30年までに中東地域に5億ユーロ以上を投資することを計画しており、特に急成長しているサウジアラビアとアラブ首長国連邦の湾岸市場に注力する。また医薬品物流能力の拡大への投資も進め、第2四半期には臨床試験、バイオ医薬品、細胞・遺伝子療法向けの宅配サービスを提供するCRYOPDP(クライオピーディーピー、フランス)の買収を完了。またIDSフルフィルメント(米国)の買収とエヴリ(Evri、英国)との戦略的提携により、構造的に成長するECビジネスにおける能力をさらに拡大する見込み。
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