サービス・商品eve autonomy(静岡県磐田市)は13日、7月9日-11日に幕張メッセ(千葉市美浜市)で行われた「第37回ものづくりワールド/第8回工場設備・備品展」に出展において、同社の屋外向け無人搬送サービス「eve auto」と、共同出展した山善の小型自律搬送ロボット「カチャカ プロ」を紹介したことを報告した。ブースのテーマは「人・技術・設備を繋ぐ」として、製造・物流現場の多様な自動化ニーズへの対応について訴求し、屋外、屋内それぞれの作業環境に適した搬送自動化を紹介した。

(出所:eve autonomy)
屋外対応の無人搬送サービス「eve auto」では、EV(電気自動車)カートと一般公道においても活用される最先端の自動運転技術を活用し、雨天や夜間でも工場などの敷地内屋外環境で自動運転レベル4での無人搬送運用を実現していることを明示。24時間稼働が求められる施設での運用や、段差や坂、雨天といった環境の建屋間搬送にも対応可能なAMR(自律走行搬送ロボット車)運用で、全国50拠点・80台以上が稼働中という実績や、信頼性の高さが来場者の注目を集めた。
一方、「カチャカ プロ」は屋内専用の小型AGV(無人搬送機)であり、最大牽引能力30キロ、最小55センチ幅の狭路走行が可能である点が強みで、専用棚とのドッキングにより庫内搬送に対応し、簡便な操作性ならびにコスト面での導入しやすさなどをアピールした。
また、自動運転の可視化を意識した展示として、ブースには3DマップやFMSコンソール画面の提示、加えて信号機との連携デモンストレーションを実施。来場者は走行ルートや運用の流れ、既存設備との連携について具体的なイメージを得られる機会となった。
同社では、3日間で5万5749人に達した来場者の声を参考に、屋外搬送の無人化はまだまだ手付かずの領域として、導入前シミュレーションや現地トライアルの提案など、実運用に向けた支援も強化していく。
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