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フードセイヒョー（新潟市東区）は27日、森永北陸乳業（福井市）の富山工場（富山市）を取得すると発表した。自社製品とOEM製品の堅調な需要により既存工場の生産能力がひっ迫しており、増産体制の整備が経営課題となっていた。同社は新工場建設を計画していたが、建設コスト高騰を背景に計画を凍結し、既存施設の取得へ方針転換した。
富山工場はアイスクリーム・氷菓の製造設備を備え、土地面積は2万7272平方メートル。森永乳業グループの生産拠点再編に伴い、2025年9月末で同工場の稼働を終了することが決まっていた。セイヒョーはこれを活用することで投資額を抑制しつつ短期間での増産が可能になると判断。さらに、同工場で培われた従業員の雇用も継続できるとしている。
契約締結は9月25日、引き渡しは10月31日を予定する。取得価額は公表していない。取得資産は2026年2月期に固定資産として計上する予定で、業績への影響は精査中だという。
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