拠点・施設シークスは25日、台湾のコクソン・プレサイズ・インダストリアル社と合弁で、フィリピンに製造会社を設立することに合意したと発表した。2014年4月の操業開始を目指す。
同社はEMS(電子機器受託製造)事業の差別化・成長戦略の一環として、完成品対応力の強化に注力しており、プラスチック成形や金型製造事業をアジア中心に展開し、設計力・技術力の評価が高いコクソン社と合弁でフィリピンでプラスチック成形、金型製造事業を行うことにしたもの。
フィリピンで、シークスの部材調達代行やEMSサービス機能にプラスチック成形の機能を加えることにより、幅広い分野の企業ニーズに対応していく。
新会社はことし5月に設立した製造子会社の工場建屋3棟のうち1棟を利用して事業を行う。
■新会社の概要
名称:SIIX COXON PRECISION PHILS.INC.(仮称)
所在地:フィリピンラグナ州カランバ市
事業内容:プラスチック成形、金型製造
設立時期:2014年1月
出資比率:シークス55%、Coxon社45%
建屋面積:4680m²
投資額:9億円(2013年-2016年計画)