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東芝、インドで電力用変圧器メーカーを買収

2014年1月6日 (月)

M&A東芝は6日、インドのヴィジャイエレクトリカル社の電力・配電用変圧器、開閉装置事業(T&D事業)の買収を完了した、と発表した。今後、新設した東芝電力流通システム・インド社で事業を展開していく。

新会社は、ヴィジャイエレクトリカル社から買収したT&D事業に東芝が持つ最新設計・製造技術と製品ラインアップを加え、インド国内とグローバル向けにT&D製品を供給できる体制を確立する。さらに、同国内で電力用パワーエレクトロニクスシステム事業と鉄道用電力システム事業を展開する計画。

同社は、今回の買収を機にインドのT&D市場に本格的に参入し、5年後に20%のシェア獲得を目指す。また、日本・ブラジル・中国・ロシア・マレーシア・ベトナムなどのT&D製造・販売拠点やランディス・ギア社のグローバル販売網を活用することで、15年度にT&D、スマートグリッド事業の売上高7000億円を目指すとしている。

■東芝電力流通システム・インド社の概要
所在地:インド共和国アーンドラ・プラデーシュ州ルドララム
設立日:2013年12月27日
従業員数:4500人
事業内容:変圧器、開閉装置など、電力流通機器の設計、製造、販売、据付、試験、保守、運用、敷設工事請負ほか電力流通に関わる事業全般