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ABBとメトラー・トレド、日本でラボ自動化協業

2025年9月4日 (木)

M&AABBロボティクスジャパン(東京都品川区)とメトラー・トレド(台東区)は4日、研究・分析施設向けのラボオートメーション分野で協業を開始したと発表した。2024年に両社がグローバルで始めた提携を日本市場にも展開するもので、千葉市美浜区の幕張メッセで開催中の「JASIS 2025」(5日まで)で共同展示を行っている。

(出所:ABBロボティクスジャパン)

今回の協業では、ABBの協働ロボットとメトラー・トレドの分析機器・管理ソフトウエア「LabX」をシームレスに連携。ロボットが分析装置を自動操作することで、従来は人手に依存してきた反復作業を高精度に実行し、ラボ内の効率と品質を高める仕組みを構築した。物流分野でのロボティクス活用と同様に、研究現場でも属人的業務の標準化が進むと見込まれる。

人手不足やハイスループット試験の需要増加を背景に、ラボ自動化への関心は高まっている。両社のソリューションを導入することで、データ収集や方法管理を効率化し、ケアレスミスを削減。研究者は分析や検証といった付加価値の高い業務に専念できる。さらに、ABB独自の安全機能「SafeMove」により、人とロボットが同一空間で安全に協働できる環境を実現する。

両社は製薬、化学、半導体、食品など多様な分野での応用を視野に入れており、日本市場での展開を加速させる考えだ。ラボオートメーションの普及を通じて、省人化と研究の高度化を同時に進めるとしている。

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