
▲覚書締結式の様子(出所:商船三井)
ロジスティクス商船三井は11日、中石化浙江舟山石油(SINOPEC、中国)、丸紅と、船舶用バイオディーゼル燃料の長期供給体制を構築する覚書を締結したと発表した。
覚書は、重油に代わる代替燃料として注目されるバイオディーゼル燃料の安定供給体制を整えることを目的とする。商船三井は中国での利用拡大を図り、SINOPECと丸紅は貯蔵・輸送設備、供給港といったインフラ整備や燃料確保を担う。
バイオディーゼル燃料は既存の内燃機関を改造せず使用できるドロップイン燃料で、従来燃料と比べライフサイクル全体でCO2排出量を削減できる。
国際海運業界では温室効果ガス削減が求められており、同社はバイオディーゼル燃料の供給・調達体制を早期に確立する方針だ。中国は主要な原料供給国であり、今回の連携により将来的な需要増に対応する。
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