ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

パナソニック、JX金属と銅資源循環スキーム共創

2025年9月9日 (火)

環境・CSRパナソニックとJX金属は8日、使用済み家電から回収した銅スクラップを再資源化し、製品に再利用する循環スキームを共創すると発表した。両社は9月から運用を開始する。

スキームでは、パナソニック傘下のパナソニックETソリューションズ(大阪市中央区)が全国の家電リサイクル工場で銅スクラップを回収し、JX金属に供給。JX金属はこれを電気銅として再生し、パナソニック由来の銅量を管理する。また、ISO22095に基づいた第三者検証済みの管理体制を導入し、処理時のロスも含めたマスバランス方式により「パナソニックから供給されたスクラップ由来」と見なせる100%リサイクル電気銅を生産する。

この電気銅はパナソニックグループが購入し、銅管や銅線などに加工され、再び同社の製品に使用される。鉱石採掘を必要とせず、JX金属の試算では電気銅1トン当たり2-3トンの温室効果ガス(GHG)削減効果がある。

従来、家電リサイクル法に基づき回収した銅は製錬業者に売却され、電気銅へと再資源化されてきたが、自社製品に戻る割合は明確に把握できていなかった。今回の仕組みではトレーサビリティーが確保され、供給から製品化までの一連の流れが可視化される点が特徴だ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。