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エア・ウォーター、東燃ゼネラルと連携事業

2014年1月8日 (水)

M&Aエア・ウォーター傘下で炭酸ガス・ドライアイス事業を担うエア・ウォーター炭酸(東京都港区)は8日、東燃ゼネラル石油・川崎工場の中にある遊休地を利用し、エア・ウォーター炭酸川崎工場を新設することで合意、工場開設に向けた検討に着手すると発表した。

新設するエア・ウォーター炭酸川崎工場では、東燃ゼネラル川崎工場で発生する原料炭酸ガスの供給を受け、液化・精製することで液化炭酸ガスの生産・販売を行うとともに、これを原料としてドライアイスの製造も手掛ける。

エア・ウォーター炭酸では、これまでの関東地区の主力製造拠点・市原工場に加え、川崎工場を液化炭酸ガス、ドライアイスの新たな生産拠点として運営し、今後もタイトな需給環境が続くとみられている液化炭酸ガス・ドライアイスの安定供給につなげる。

東燃ゼネラルとエア・ウォーターは、これまでも協力・信頼関係を築いてきており、この一環として東燃ゼネラル川崎工場の炭酸ガスの有効利用について両社の話し合いが行われ、計画の検討を開始することになった。

新工場の建設には30億円を投じ、炭酸ガス液化能力が年間11万トン、ドライアイス生産能力が5万トンとなる。14年度中に着工し、15年度中の営業運転開始を目指す。