ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エア・ウォーター、ドライアイス工場が稼働

2013年3月18日 (月)

拠点・施設エア・ウォーターは15日、炭酸ガス・ドライアイス事業を担うエア・ウォーター炭酸(東京都港区)が、西部石油の山口製油所(山口県山陽小野田市)内に建設を進めていたエア・ウォーター炭酸山陽小野田工場を完成させ、今月4日から営業運転を開始したと発表した。

両社は2011年5月、山口製油所内で発生する炭酸ガスを有効活用するため製油所内に液化炭酸、ドライアイスの新規生産拠点を新設することに合意し、2012年2月に建設工事に着手、ことし1月に完工の後、1か月間の試運転を経て3月4日から営業運転に入った。

山陽小野田工場では、山口製油所内で発生する粗炭酸ガスを受け入れ、水洗浄・活性炭による有機物除去を経た後、冷凍機によって液化することにより高純度の液化炭酸ガスを製造する。

また、この液化炭酸ガスを原料としてドライアイスの製造を行う。

液化炭酸ガス・ドライアイス市場は、震災以降、粗ガス供給源の被災などの影響でタイトな需給環境が続いてきたため、山陽小野田工場の稼動開始により、西日本以西で安定的な供給体制を構築するとともに、成長するドライアイス需要に対応する。

■エア・ウォーター炭酸山陽小野田工場の概要
所在地:山口県山陽小野田市西沖5番地
設備能力:炭酸ガス液化能力約9万トン/年、ドライアイス生産能力約3万トン/年
総建設費:25億円