ロジスティクスシーバロジスティクス(フランス)は9日、使用済み電気自動車(EV)電池の輸送・保管・処理を対象としたリバースロジスティックソリューションを開始すると発表した。2030年までに欧州で発生する使用済み電池量の80%をカバーする体制を構築する。
同社は22年からベルギー・ジスレンジアン拠点で試験運用を行っており、今回正式に「バッテリーロジスティクスセンター」の展開を開始する。年内にフランス、英国、スペインに開設し、26年から27年にかけてドイツ、イタリア、ポーランド、スウェーデン、スイス、オランダ、チェコへ拡大する計画で、計15か所の整備を見込む。
各センターには温湿度管理設備や24時間警報システムを備えた専用保管区画を設置し、電池の診断、放電、解体、再生を行う。
欧州では今後5年で800万個のリチウムイオン電池が寿命を迎えると予測されており、レアメタル利用の抑制や環境規制強化を背景に、回収・再利用の仕組みづくりが課題となっている。
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