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アイオイ、エントリー向け仕分けソーター初公開

2025年9月10日 (水)

サービス・商品アイオイ・システム(東京都品川区)は10日、東京ビッグサイト(江東区)で開催中の「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」で仕分けソーターの新機種を初公開した。同社では9日に新機種3種を発表していたが、会場ではエントリー向けの「ASTRO Sort」(アストロソート)の実機が展示され、デモンストレーションが行われた。

▲アイオイ・システムブース外観

同機種はインドのニド製で、1時間当たり800-1000ピースの処理能力を持つエントリーモデル。事前に集められた製品をベルトコンベヤーに置くと、センサーがバーコードを読み取り、適切なトレーに自動的に仕分けられる。

▲アイオイの新機種Astrosorter(アストロソーター)

同社で開発を担当した営業本部ゼネラルマネージャーの竹内規晃取締役は、現在の物流業界を「深刻な人手不足で、自動化、省人化の波が中小企業にも波及している」と分析。そうした企業でも導入しやすいコンパクトで低価格なモデルとして提案していくという。

▲アイオイ・システム営業本部ゼネラルマネージャー竹内規晃取締役

プロジェクションピッキングの場合、初めて作業するスポットワーカーでも十分な作業ができる一方、熟練ワーカーは2-3倍の作業効率を高めるなど、いい意味で作業効率にムラが出る場合がある。しかし、同機種の場合は、「商品のバーコードを上向きにベルトコンベヤーの所定の場所に置くという単純な作業のため、初任者でも熟練者でも作業内容に違いは出にくく、同様の作業品質となる」という。

同社では、これからさらに中小企業の自動化、省人化ニーズは高まると見込んでおり、資本余力に乏しい企業でも国の補助金などを利用して導入可能な価格帯のエントリーモデルを市場に投入していくという。

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