M&A芙蓉総合リース(東京都千代田区)は11日、米国の子会社を通じ、米貨車リース会社のサウスウェストレイルインダストリーズ(SRI)の50%の株式を取得したと発表した。SRIは北米で5000両を超える貨車を扱っている。SRIの株式はこれまで、双日の米子会社が100%保有していた。芙蓉リースは安定的な成長が見込める貨車リース事業に参入し、事業領域の拡大を目指す。
SRIは1998年の設立で、貨車リースを中心にメンテナンスや車両管理を含む貨車管理サービスを手がけている。LPガスやアスファルト、化学品、肥料など幅広い貨物を扱い、テキサス州周辺を中心に強固な顧客基盤がある。21年に双日子会社が全株式を取得し、子会社にした。今後、双日が培ってきた北米での貨車リース事業のノウハウに加え、芙蓉リースの資金調達力や多様なファイナンスサービスのノウハウも活用し、事業拡大を図る。
また、貨車台数を増やし、顧客ニーズに応じたサービスの多様化を進めていくとしている。
芙蓉リースは「貨車はCO2排出量が少なく、技術革新などによる陳腐化が進みにくい商材であることから、環境負荷の低減や循環型社会の実現に貢献する事業としての側面がある。環境負荷の小さい貨車の活用を通じて、車両・物流領域における新たな価値の提供を目指す」としている。
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