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NEC、海外小売業向け製品の機能を強化

2014年1月15日 (水)

イベントNECは15日、海外のチェーンストア向けソリューション「DCMスター/チェーンストア」に、商品の推奨発注機能、店舗の売上・在庫を本部でリアルタイムに把握する機能、多彩なポイントサービスを実現するCRM機能などを追加した新製品を、アジア大洋州(APAC)地域で発売した。

新製品は、コンビニエンスストアやドラッグストアなどを対象に、NECが国内外で培ってきたチェーンストア経営に必要なノウハウをパッケージ化したもので、店舗から本部までをトータルにカバーする。

POSシステム、ハンディターミナルを活用した発注・検品・棚卸システム、商品マスタや各店舗で収集した売上・在庫などのデータを一元管理する本部システム、店舗バックオフィスシステムで構成。

今回の機能強化では、店舗で商品ごとの売上や在庫のデータを基に、推奨発注数を提示する機能を提供。イベントなどの季節要因で売り上げが変動する商品や新商品の前年同期・類似商品の販売データを参照し、本部で店舗の発注数を決定する機能も利用できる。

また、店舗の売上・在庫データや、本部からの指示・伝達、イベント情報などを、本部・各店舗でリアルタイムに把握できるダッシュボード機能を追加。これにより、意思決定や情報共有の迅速化を実現する。

8月には、顧客情報を管理し、来店ポイント、誕生月ポイント、会員ランクに応じたポイントなどをリアルタイムで付与・利用が可能なCRM機能の提供を開始。多彩なポイントサービスにより、顧客の囲い込みを支援する。

小・中・大規模向けの3種のIT基盤モデルを整備し、導入企業の店舗数拡大に応じ、1000店舗規模まで容易にシステムを拡張できるようにした。

同社では、今後3年間で30社(3万店舗)以上の販売を目指す。