ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

NEC、小売向け新製品発売、日配品の廃棄4割削減

2015年4月10日 (金)

サービス・商品NECは10日、コンビニエンスストアや食品スーパー向けに、ビッグデータ分析技術を活用して弁当や惣菜などの日配品の販売数を高精度に予測し、適正発注を実現する「日配品需要予測ソリューション」を国内向けに発売した。

NECのビッグデータ分析技術「異種混合学習技術」を活用して提供することで、データ分析の専門家でなくとも適正に発注し、日配品の廃棄削減や欠品防止、発注作業の効率化につなげることが可能になる。実証実験では、日配品の廃棄を40%削減したという。

NEC、小売向け新製品発売、日配品の廃棄4割削減

(出所:NEC)

コンビニエンスストアや食品スーパーでは、弁当や惣菜などの賞味期限が短い日配品の廃棄や在庫切れによる販売機会損失が課題となっており、日々の販売数には気象・カレンダー・イベントなどさまざまな要因が複雑に影響することから、これまでは従業員の経験に依存する部分が多かった。

同社は小売業の数十店舗でこのソリューションを活用した実証実験を行った結果、過去13か月分の販売実績などをもとに3日先までの販売数を高精度に予測し、日配品廃棄の40%削減を実現した。

100店舗へ導入した場合の価格は5000万円から。2018年度までに2万4000店舗への導入を目指す。