調査・データ国土交通省は19日、国土交通月例経済9月号を発表した。交通分野では、自動車貨物輸送量が前年同月比で3.0%減となる一方、鉄道輸送は同4.2%増、航空貨物も国内、国際ともに増加した。海運は、内航海運の輸送量が減少する一方、外航海運はは増加した。航空貨物は国内を中心に順調な伸びが続いている。
月例経済は各種統計を集約したもので、資料の出所によって、集計時期が異なる。
ことし6月の自動車貨物輸送量は、貨物営業用自動車の輸送量が2億1368万トンで3.0%減少した。このうち普通車は1億6994万5000トンで2.9%の減だった。ヤマト運輸とSGホールディングス、日本郵便の大手3社による7月の宅配便貨物の取扱個数は4億4578万9000個で2.3%増だった。
鉄道の輸送量もことし6月分で300万9816トンとなり、4.2%増となった。このうち車扱貨物は124万7224トンで1.3%の増、コンテナは176万2592トンで6.3%増だった。
海運輸送量も6月分で、内航海運の輸送量は貨物船1488万6000トンで3.6%減、油送船が826万2000トンで2.2%減となった。外航海運(外貿コンテナ)の輸送量は、輸出が75万1000TEUで5.8%増、輸入も76万8000TEUで3.6%増となった。国際海上貨物の輸出総額は7月の集計で6兆1168億5500万円となり7.5%減、輸入額は6兆7464億6800万円で8.4%の減だった。
航空貨物は7月の集計で、国内線が5万2965トンと4.4%増加し、国際線も15万4092トンで10.9%の増となった。国内線は16か月連続、国際線は2か月連続で前年同月比を上回っている。
航空貨物の輸出総額は3兆2426億1200万円で8.0%増、輸入総額は2兆7314億4200万円で5.0%減だった。
普通倉庫の月間入庫高は6月の集計で245万3000トンとなり2.2%増、月末保管残高は514万5000トンで1.7%の増となった。回転率は47.6%で前年同月に比べ0.3ポイント上回った。
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