
▲DPL Malaysia Shah Alam III外観(出所:大和ハウス工業)
拠点・施設大和ハウス工業は22日、マレーシア・セランゴール州シャーアラムで大型マルチテナント型物流施設「DPL Malaysia Shah Alam III」が18日に完成し、22日に現地で竣工式を開催したと発表した。マレーシアで3棟目、海外全体で最大規模となる延床面積15万6122平方メートルを誇り、現地法人Daiwa House Malaysia Logisticを通じて開発を進めた。
施設は地上3階建てで、各階にトラックが直接接車できるランプウェイを設け、115台分の高床式トラックバースとドックレベラーを備える。最大12テナントが入居可能で、各区画には入居直後から使用できる事務所を整備。需要が高まるコールドチェーンにも1階部分で追加工事により対応できる仕様とした。火災対策として短時間で制圧できるESFRスプリンクラーを採用し、BCP面も強化した。

▲倉庫内(出所:大和ハウス工業)
従業員環境の整備にも注力し、屋内駐車場(自動車484台・二輪車515台)や駐車場直通エレベーター、男女別の祈とう室を設けた。環境負荷低減では全館LED照明を採用し、太陽光発電システムの導入にも対応する。立地はクアラルンプール中心部から27キロ、国際物流の要衝であるクラン港から24キロ、クアラルンプール国際空港から40キロと、消費地と海空港湾の両方にアクセスしやすい。
大和ハウスはこれまで、ベトナム、インドネシア、タイ、マレーシア、米国で計28棟、総延床80万7000平方メートルの物流施設を展開。EC(電子商取引)や消費財需要の拡大に伴い、多様な物流ニーズに対応する拠点づくりを進めている。
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