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拠点・施設大和ハウス工業は15日、9月16日に埼玉県加須市の加須川口工業団地内にて、大型マルチテナント型物流施設「DPL加須」の建設を開始したと発表した。敷地面積5万1095平方メートル、延床面積12万1135平方メートルの本施設は、東京都心から50キロ圏内に位置し、東北自動車道や圏央道へのアクセスにも優れており、首都圏や東北地方への広域配送拠点として高い利便性を誇る。
▲「DPL加須イメージバース」（出所：大和ハウス工業）
本施設は最大10社が入居可能で、各階にトラックが直接アクセスできるダブルランプウェイを備え、安全かつ効率的なオペレーションを実現。さらに、石油やアルコールなどの危険物の保管に対応する倉庫も併設しており、多様な物流ニーズに応える。
従業員の就労環境向上も重視し、保育施設や138席のラウンジ、ドライバー用休憩室を設置。285台分の駐車場や駐輪場も整備されており、快適な通勤環境を提供する。
環境配慮の面では、屋上に2644キロワットの太陽光発電を設置予定で、省エネ性能を評価するBELSにて最高ランク「5つ星」取得と、Nearly ZEBの達成を目指す。全館LED照明や節水器具の採用なども含め、持続可能な物流施設として設計されている。
同施設は2027年12月の完成・入居開始を予定しており、埼玉県内での同社物流施設は59棟目となる。今後も同社は「Dプロジェクト」ブランドのもと、全国での物流インフラの整備を推進していく構えだ。
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