アパレル住江織物は12日、持分法適用会社のT.C.H.スミノエ社.と蘇州住江小出汽車用品有限公司を子会社化したと発表した。自動車・車両内装事業で機動的な経営とグループの連携強化を図る狙い。
同社の自動車・車両内装事業では、国内市場の成熟化と海外市場の拡大に対応し、1994年に自動車内装材の製造・販売会社としてタイにT.C.H.社を設立、03年にはカーマットなどの自動車用品の製造・販売会社として中国に蘇州住江小出汽車用品有限公司を設立するなど、アジア地域での拠点整備と販路拡大を積極的に進めてきた。
同社は中国に自動車・車両内装材の販売を行う住江織物商貿(上海)有限公司、インドに住江帝人テクノクリシュナインディア社を設立しており、「今後も自動車・車両内装事業の海外売上高比率を高め、世界での市場シェアの拡大を目指していく」としている。