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CMA CGM、スロベニア港湾と自動車物流で合弁

2025年10月22日 (水)

M&A海運大手CMA CGM(フランス)は21日、スロベニアのコペル港運営会社と自動車物流分野での合弁会社設立に向けた覚書を締結したと発表した。中央ヨーロッパ市場への輸送網強化と、アドリア海を経由する国際物流の競争力向上を狙う。

コペル港はアドリア海最大の港で、欧州内陸部への主要な玄関口に位置づけられている。CMA CGMは20年以上にわたりスロベニアで事業を展開しており、今回の合弁では港湾外の2万7000平方メートルの土地を活用し、自動車の輸出入を中心とする物流拠点を整備する。運営には同社傘下のシーバ・ロジスティクス(同)も参画する予定。

(出所:CMA CGM)

CMA CGMは、アジアと地中海を結ぶ「フェニシアン・エクスプレス」などの海上サービスを運航し、コペル港を経由した自動車輸送や鉄道連携による内陸輸送を強化している。運航船にはLNG(液化天然ガス)やメタノール燃料を採用し、低炭素型の輸送ソリューションを推進する。

今回の取り組みは、インド・中東・欧州を結ぶ経済回廊構想(IMEC)の一環でもあり、フランスとスロベニア両政府の戦略的パートナーシップ強化の流れを背景としている。

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