メディカルAI(人工知能)コマースプラットフォーム「ecforce」を運営するSUPER STUDIO(東京都目黒区)は28日、痔疾用薬「ボラギノール」を展開する製薬メーカー、天藤製薬(大阪府豊中市)のEC(電子商取引)サイト「BORRAオンラインショップ」にecforceなど同社のサービスが導入されたと発表した。SUPER STUDIOの専用サイトで導入事例を紹介している。
ecforceは、ECサイトの構築や顧客データの分析などができるほか、AIに改善施策の企画や実行、LPやメルマガの制作なども任せられる。このため、マーケティングの最適化や販売チャネルの強化などの取り組みを、専門知識が無くてもAIのサポートを受けながら進められる。
天藤製薬は痔疾用薬ボラギノールで知られるが、近年は、痔の発症要因でもある生活習慣の乱れによる悩みにアプローチする「BORRA」や、女性ホルモンの乱れによる悩みを改善する「FEMBORRA」といった商品も開発している。
こうしたなか、2022年に「BORRAオンラインショップ」を立ち上げた。当初は「ECサイトで購入できてよかった」という利用者の声があったものの、カートシステムやLP管理、販売データの分析システムの連携が取れなかったり、商品数の増加などにともない商品コードが煩雑化したりするなどの課題が生じた。このため、天藤製薬は新たなシステムに移行し、サイト運営や業務の改善を図ろうと、ecforceの導入を決めた。
システム移行は24年3月頃から進め、同年11月にECサイトをリニューアルし、5か月で完了した。クレジットカード情報の移行や商品設定に苦労することもあったが、ecforceの担当者から具体的なロードマップの提示があり、手厚いサポートもあって比較的スムーズに移行できたという。
このほか、チャット型対話式EFO「ecforce efo」とデータ活用ダッシュボードツール「ecforce bi」も導入した。ecforce efoによって、自分で管理画面を見て離脱ポイントやエラー箇所などの問題点を確認し、タイムリーに修正できるようになり、高速でPDCAを回せるようになった。また、ecforce biの導入で、可視化されたデータをそのままCRMチームが分析、活用できるようになり、データ収集の手間が省けた。経路別やURL別で、定期契約の残存率がどう変化するかなど、見たい指標を自由にカスタマイズできるため、施策ごとにどういう成果があったのか、残存率はどう変化しているかなど細かく効果検証できるようにもなった。
天藤製薬では「これまでは定期契約の残存率をメインに見ていたが、ecforce biに搭載されている予測分析機能(β版)を活用し、LTV(顧客生涯価値)の観点でのデータ分析も視野に入れている。今後もecforceを活用し、商品を通じて接点を持った購入者の健康を守る存在であり続けたい」としている。
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