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住友商事、SCSKをTOBで完全子会社化

2025年10月30日 (木)

M&A住友商事は29日、システム開発子会社のSCSK(東京都江東区)を公開買付け(TOB)を通じて、完全子会社化すると発表した。東京証券取引所プライム市場に上場しているSCSKは上場廃止となる。

発表によると、住友商事の100%子会社、SCインベストメンツ・マネジメントが1株あたり5700円でTOBを実施する。期間は30日から11月12日までで、買い付け予定数は1億5470万1633株、下限は5034万7400株としている。買い付け代金は総額8820億円となり、買収資金はブリッジローンで調達する。

SCSKは同日、TOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨することを決めた。

TOBが成立した後は、スクイーズアウトなどを経て、全株式を取得する。これによって住友商事は、資本の効率的な活用を妨げ利益相反のリスクも高いと批判の多い「親子上場」を解消して、施策決定と実行のスピードを高める。

また、SCSKの主力のIT・セキュリティー事業に対し、同社が全面的に支援し、高付加価値化を進めるとともに、ビジネスモデルの転換によるさらなる成長を促す。

さらに、同社グループのデジタルソリューション事業の中核として、グループの事業創出や変革の主導的役割を期待するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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