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「eActros 600」の実車衝突試験で安全性確認

2025年11月4日 (火)

国際ダイムラートラック(ドイツ)は3日、長距離輸送向け電気トラック「メルセデス・ベンツeActros 600」の受動安全性能を確認する実車衝突試験を実施したと発表した。高電圧バッテリーの構造安定性と安全性を検証し、衝突後も電気系統が損傷しないことを確認した。

試験はドイツ・ノイミュンスターで実施され、側面衝突を想定した実験で高い衝撃を受けても、バッテリーシステムと電装部品は無傷だったという。

▲実車衝突試験の様子(出所:ダイムラートラック)

車体には衝突吸収構造や補強キャビンを備え、エネルギー吸収ゾーンを前面に設計。衝突時の変形を抑え、乗員空間を確保する仕組みを採用。また、全車種にエアバッグとシートベルトテンショナーを搭載した。

高電圧システムは断熱・防火対策が施され、法規を上回る社内基準を満たしている。試験後は緊急対応班が安全確認を行い、損傷解析に基づき改良データを収集した。同社は量産後も継続的に物理試験を実施し、実走行データを開発に反映させる。

eActros 600は航続距離500キロ、総電力量621キロワットのLFPバッテリーを搭載し、総重量40トンで運用可能。中間充電で1日1000キロ超の走行も可能だ。

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