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日産アトラスを普通免許対応EVに、26年量産計画

2025年11月6日 (木)

荷主ヤマトモビリティ&Mfg.(埼玉県川越市)は6日、日産車体グループのオートワークス京都(京都府宇治市)と、EV(電気自動車)コンバージョントラックの開発支援に関する業務委託契約を締結したと発表した。9月に結んだ架装委託基本契約に続く第2弾の提携で、日産がかつて生産していた小型トラック「アトラス(F24型)」をベースに、普通免許で運転可能なEVトラックとして再生させる計画だ。

ヤマトモビリティは、これまで三菱ふそう「キャンター」を対象としたEVコンバージョン事業を展開してきたが、今回の提携で車種展開の拡大と生産体制の強化を図る。オートワークス京都の車体製造技術と自社の電動化ノウハウを融合させ、軽量で高出力の車両を開発する。

▲日産アトラスEVコンバージョントラック(出所:ヤマトモビリティ&Mfg.)

新型アトラスEVは、車両総重量3.5トン未満の普通免許対応仕様で、ディーゼル車並みの330ニュートンメートル(Nm)の大トルクを発揮。最大積載量は1.3トン超を確保し、最小回転半径4.4メートルと小回り性能も高めた。生産はオートワークス京都の工場で行い、2026年夏の立ち上げを予定。年間500台の生産を見込む。

ヤマトモビリティは、環境負荷の低減とドライバー不足の緩和を両立する「モビリティソリューション」を掲げており、今回のプロジェクトをEVコンバージョン事業拡大の重要なステップと位置づける。今後は販売・受注状況に応じて、具体的な計画を公表していく方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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