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安田倉庫が帝人物流を子会社化、化学品物流強化

2025年11月14日 (金)

M&A安田倉庫は14日、帝人フロンティアから帝人物流(大阪市西区)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。倉庫・輸配送ネットワークの拡充と高付加価値物流の強化を掲げる中期経営計画の一環で、合成繊維・化学品分野に強みを持つ同社を取り込み、事業領域拡大と競争力向上を図る。

帝人物流は西日本を中心に倉庫保管と運送サービスを展開し、帝人グループの安定供給を支えてきたほか、サードパーティー製品の取り扱い実績も多い。合成繊維・化学品の保管・輸送に関するノウハウを有しており、安田倉庫はネットワークや顧客基盤、オペレーションの融合により、独自性の高いロジスティクスソリューション構築を目指す。

取得株式数は16万株で、取得価額は65億円。株式譲渡契約は同日締結され、譲渡実行日は公取委による審査完了後に確定する。今回の買収により、安田倉庫は新領域への展開と全国ネットワークの強化を加速し、総合物流サービスの高度化につなげる考えだ。

帝人物流は1980年設立。2025年3月期は売上高93億5300万円、営業利益2億8100万円、純資産31億4200万円だった。

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