サービス・商品IBM(米国)は、AI(人工知能)と自動化を活用してサプライチェーンのモダナイゼーションを進める「Impact Accelerator」(インパクト・アクセラレーター)の2025年プロジェクトとして、5団体を選定したと発表した。自律化の必要性が高まる一方、デジタル基盤の整備が追いつかないサプライチェーン領域に対し、IBMのAI基盤やクラウド技術を提供し、物流・インフラ分野の強靭化を支援する。
サウジアラビアのアル=バーハ大学は、貨物トラックや港湾設備をリアルタイムで最適化するAIフレームワーク「CH-MARL」を試験運用する。IBM watsonx.aiやIBM Cloud、設備管理ソフト「Maximo」と連携し、アイドリング削減や燃料消費の抑制によるCO2排出低減を目指す。
米国のNREL財団は、食料・エネルギー・水分野のレジリエンス強化に向け、AI駆動型データ共有プラットフォーム「CAKE」を構築。インドネシアでの試験運用後、東南アジアに展開する。分野横断のデータを統合し、サプライチェーンリスクの可視化を図る。
モントリオール工科大学(カナダ)は、森林資源サプライチェーン向けにAIと量子計算を活用した意思決定支援ツールを共同開発。デジタルツインを取り入れ、収穫計画や在庫配置の最適化を通じて、コスト・エネルギー・排出量の改善を狙う。
このほか、UNIDO(国連工業開発機関)は各国のデジタル成熟度を評価するツールを開発し、WRI Polsky Center(米国)は衛星画像を用いた太陽光発電設備のAIマッピングに取り組む。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。



















