拠点・施設東京エレクトロン(東京都港区)は21日、開発・製造子会社の東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(岩手県奥州市)で建設を進めていた東北生産・物流センターが完成したと発表した。
新センターは生産設備と物流倉庫を併設するハイブリッド型で、県内外に点在していた倉庫を集約する。延床面積は5万8000平方メートル、鉄骨造・全免震構造の4階建てで、建設費用は240億円。熱処理成膜装置や枚葉成膜装置の製造と物流倉庫機能を兼ねる。

▲東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ 東北生産・物流センター(出所:東京エレクトロン)
将来的にはマルチロボットによる自動倉庫を導入し、無人搬送車で部材を生産エリアへ運ぶ一貫工程の実装を計画している。
同社は倉庫集約による動線最適化とリードタイム短縮を図る方針で、省エネ機器の採用によりエネルギー消費量の削減、トラック移動距離の短縮によるCO2削減にも取り組む。半導体分野ではデジタル化と脱炭素化社会を背景に需要増が続いており、生産・物流機能の集約は製造能力向上と安定供給に寄与する。
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