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パナHDが大規模再編、空調・冷機事業を統合

2025年12月1日 (月)

M&Aパナソニックホールディングス(HD)は11月27日、完全子会社で事業会社のパナソニック(大阪府門真市)を来年4月1日付で、事業を分割したうえで吸収合併すると発表した。同HDではグループ体制の再編を進めており、ことし7月、パナソニックについては、事業をグループ内の3社に譲渡したうえで、発展的解消すると発表していた。

パナソニックHDによると、パナソニックの事業をくらしアプライアンス、空質空調、コールドチェーンソリューション、エレクトリックワークス、中国・北東アジアの5社に社内分社したうえで、新たな事業会社を来年4月1日に発足させるなどして事業を継承する。最終的にHDが同社を吸収合併する。

社内分社のうち、空質空調とコールドチェーンソリューションは、パナソニックエコシステムズ(愛知県春日井市)が継承し、エコシステムズの社名をパナソニックHVAC&CCに変更する。エレクトリックワークスは、新たに設立するパナソニックエレクトリックワークスが継承する。残りの2分社については、パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション(大阪府守口市)が吸収合併し、パナソニックの社名を引き継ぐ。そのうえで、最終的にパナソニックHDが現在のパナソニックを吸収する。

4月に事業継承するパナソニックの社長には、現在のパナソニックエンターテインメント&コミュニケーションの豊嶋明社長が就任、パナソニックHVAC&CC社長には、パナソニック現副社長び片山栄一氏、パナソニックエレクトリックワークス社長に同じく現副社長の大瀧清氏が就任する。

パナソニックHDの楠見雄規社長はそのまま続投する。

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