ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

フィジカルAI育成が米で加速、AWSやNVIDIA協働

2025年12月2日 (火)

国際米国のスタートアップ支援機関マスロボティクスは1日、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス、米国)やエヌビディア(同)と連携し、ロボティクスとAI(人工知能)の融合領域である「フィジカルAI」のスタートアップを支援する8週間のバーチャルプログラム「Physical AI Fellowship」の2026年メンバー募集を開始した。AIが物理世界を理解・判断し、学習しながら動作するロボット開発を後押しする取り組みで、世界中のロボティクス関連企業が応募できる。

採択企業は、AWS Generative AI Innovation Centerの技術者による実践的な指導や、AWSのAIスタックとエヌビディアのロボティクス向けソフトウエア群へのアクセス、さらにエヌビディア専門家による1対1のメンタリングを受けられる。最大20万ドル相当のAWSクレジットの付与や、マスロボティクスのグローバルネットワーク活用も可能だ。

初回となった25年プログラムでは、8社が基盤モデル開発、シミュレーション最適化、エッジデプロイなどの課題に取り組み、次世代ロボティクスの実装に向けた工程短縮や性能改善につなげた。物流関連ではチューター・インテリジェンス(米国)が製造・物流現場向けのAIロボティクスシステムで参加している。

また、初回参加企業の一部はAWS主催の大型イベント「AWS re:Invent」でデモを実施し、物理空間で高度に判断するフィジカルAIの最新動向を披露する。マスロボティクスは、フィジカルAIが製造、医療、海洋、農業、建設、さらにはラストワンマイル配送まで幅広い分野で実用化段階に入ったとして、26年も支援を強化する方針だ。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com

LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。

ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。