ECメルカート(東京都港区)は5日、同社が提供するクラウドEC(電子商取引)サイト構築プラットフォーム「メルカート」と、アイルが展開する複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」(クロスモール)との連携を開始したと発表した。これにより、EC事業者は自社サイトと楽天市場やAmazonなどのモール間の在庫・受注データを自動で一元管理できるようになり、バックヤード業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進できる。
具体的には、CROSS MALLをハブとし、各販売チャネルの在庫数をリアルタイムで同期させることで、「売り越し」や「在庫ズレ」といった課題を回避。さらに、注文データの自動取込から出荷指示までを一貫して連携できるため、手作業によるミスや工数の削減につながる。商品マスタもCROSS MALL側からメルカートへ取り込むことで、重複登録の手間を省き、新商品投入のスピードも向上する。
また、実店舗とECの在庫情報を統合するOMO(Online Merges with Offline)型の販売戦略にも対応可能で、リアルとデジタルを融合した運営体制の構築を支援する。さらに、システム障害時には通信エラーを自動補完する「EC注文リカバリ機能」も備え、安定した運用が可能だ。
労働力不足が深刻化するなか、メルカートは今回の連携により、EC現場の省人化と業務効率化に寄与し、事業者が本来注力すべきマーケティングや顧客体験の向上にリソースを集中できる環境整備を目指すとしている。
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