調査・データDHL(ドイツ)は8日、2025年に取り扱った世界各地の特異な輸送事例を公開した。年間を通じて実施した案件のなかから、動物輸送、美術品、スポーツ関連品など特徴的な5件を紹介している。
2月には、米フロリダ州ロクサハッチーからケニアの野生動物保護区まで、絶滅危惧種マウンテンボンゴ17頭を1万3000キロ輸送した。専用木箱を用い、獣医師と専門家2人が同行する厳重な態勢で移送した。3月には、F1世界王者20人の署名入りヘルメットをスイスからブラジルへ運搬。ヘルメットはスペイン・イビサ、英国ロンドンなど複数拠点を巡回しながら、厳重な管理下で保全された。
6月には、ベルリン近郊ウステルマルクからシンガポールへ「ユナイテッド・バディ・ベア」151体を輸送。高さ2メートルの耐候性彫像で、総重量37トンに及ぶ。8本の海上コンテナに積載し、ハンブルク港から海上輸送した。
11月には、中東で保護されていた若いオスのヒヒ「サードゥーン」をバーレーンからジブチへ空輸し、適した生息環境を備えた保護施設へ移送。同月には、南米サッカーのCONMEBOLリベルタドーレス決勝に向け、パラグアイ・ルケの本部からペルー・リマまで優勝トロフィーを輸送した。高さ1メートルのトロフィーは特製ケースに収められ、手袋着用の上で取り扱われた。
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