ロジスティクス青森県東方沖を震源とするM7.5の地震を受け、国土交通省は10日7時時点の被害状況を公表した。鉄道では、八戸線での運転休止が長期化する可能性が出てきた。一方、道路・港湾を中心とした主要物流インフラは致命的な被害を免れており、調査と点検が進んでいる。
鉄道では、JR東日本が八戸線(本八戸~小中野間)で橋脚損傷など約20か所の施設被害を確認しており、運転再開時期は未定となっている。一方、新幹線は全線で運転見合わせが解消された。
道路については、高速道路・直轄国道・補助国道で新たな通行止めは確認されていない。都道府県道では、青森県内1区間が外壁剥落に伴う落下物のため通行止めとなっているが、広域輸送網への影響は限定的だ。
港湾では、八戸港の液状化被害について詳細調査が始まる。コンテナターミナルやフェリーふ頭背後地でひび割れや段差が確認されたものの、公共岸壁43施設は目視点検の結果、利用可能と判断されている。
航空・海運の運航は安定している。新千歳や三沢などで震度5弱を観測した空港でも滑走路や建物に損傷はなく、定期便は平常通り運航している。フェリーも代替岸壁を使用することで欠航は発生していない。
宅配・路線便では北海道向けを中心に遅延が続いている。
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